自己紹介

今回の記事をとにかく後に残せるような資料にしたい。

2014年9月21日日曜日

声 2014年9月6日

池上彰さんコラム掲載拒否(見合わせと表現しているようですが)の後の
朝日新聞の読者からの「声」です。
まだ、社長の謝罪(吉田調書(福島第一原発))問題が記事にされていない時期なので、
内容は慰安婦問題とコラム掲載拒否の2点のみです。

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2014年(平成26年)9月6日 朝刊12面

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信頼は絶えざる自己検証から 無職 ○○ ○○(大阪府 61)

 新聞は「朝日新聞」と決めて40年以上。他の全国紙と丁寧に読み比べて朝日新聞を選んでいたわけではないが、その論調には共感できることが多かった。

 その一つが「批判的精神」。批判精神は、反民主的なもの、国家主義的なものへの批判と、絶えざる自己検証を、両輪として成り立つものだと考える。自己検証が弱くなれば独善となる。
 そこで今回の慰安婦問題の検証と、その最中に起きた「池上彰の新聞ななめ読み」の掲載見合わせ問題である。「池上さんや読者の皆様にご迷惑をおかけしたことをおわびします」とある(4日)。その言葉は平板であり気持ちが入っていない。これは単なる「おわび」である。問題の本質が「迷惑」ではなく、朝日新聞への「信頼」であることを理解していないのだろうか。
 池上氏が「新聞ななめ読み」で(4日)で指摘したことは、朝日新聞の読者なら誰でも感じるごく普通の疑問だ。それをなぜ、「掲載見合わせ」という判断をしたのか。信じがたいことである。今回の掲載見合わせの経緯について、朝日新聞の良心が発揮される自己検証をぜひ、していただきたい。


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掲載見合わせは重大な問題だ 無職 ○○ ○○(埼玉県 61)

 朝日新聞の「慰安婦問題を考える」(8月5、6日)を読んで何かしっくりこないものを感じていました。他のメディアからの指摘を知るにつけ、池上彰さんならどう考えるのかと「新聞ななめ読み」を楽しみにしていました。ところが掲載見合わせのニュースが流れ、朝日新聞はどうなってしまったのかと心配したものでした。幸い朝日記者のツイッターなどで自社批判の記事が出たことや、今回記事が掲載されたことで少し安心しました。

 しかし、掲載見合わせについての謝罪はありましたが、なぜこのような事態を招いたのか、そして再発防止についての説明がありませんでした。これでは問題が報道されたので不本意ながら掲載し、批判が冷めるのを待っている、と捉えられても仕方ありません。
 自社に都合の悪い記事を排除しようとした今回の問題は、記事の訂正問題に匹敵する重大な問題ではないでしょうか。「新聞ななめ読み」は朝日新聞だからこそ掲載できたと考えていたのに本当に残念です。池上さんの主張に対して、朝日新聞がどう対応するのか注目しています。
 

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池上さん、連載を続けて下さい 主婦 ○○ ○○○(埼玉県 71)

 4日の「池上彰の新聞ななめ読み」を、いつものように楽しみにして読み始めました。池上さんの文章は、とても大事なことを素直にわかりやすく書いてあるので、私にはとてもありがたいのです。読んでいくうちに朝日新聞と池上さんとの間で大変なことが持ち上がっていたことを知り、驚くとともに考え込んでしまいました。

 慰安婦問題で、朝日側が自社の過去の報道を検証したことについて「遅きに失したのではないか」とする池上さんの見解は私もその通りだと思います。朝日側が、当初、掲載を見合わせたことは、池上さんに対して公明正大でなかったと私は思います。
 でも池上さん、お願いがあります。どうかこれからも朝日の連載は続けて下さい。もし、今回の件で連載が中止になれば、慰安婦問題さえなかったことにしようとする人たちに利用されるのではないかと懸念するからです。池上さんも書かれているように「『慰安婦』と呼ばれた女性たちがいたことは事実」です。しかし、その事実さえも、確かな資料も残っていないことから、うやむやのまま、闇に葬られてしまうのではないかと、強い懸念を覚えます。

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なお、この内容はホームページに載せてあります。
http://asahikiji.webcrow.jp/warehouse/20140906-12.htm

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